ベントキャップの清掃についてお話しします。
ベントキャップとは、外壁に設ける給気・排気の開口部に取り付ける部材で、形状は丸型のガラリ形式で、材質はアルミ、ステンレス、樹脂などがあります。
そして今回の作業はアルミ材質です。
ベントキャップが汚れると、美観はもとより、吸排気能力が低下してしまいますよね。だから、定期的な清掃が必要です。
現場は都心の住宅地にある3階建ての建物です。
足場仮設はビルまもり隊が得意とするロープアクセスです。
(※今回の作業は、タイルに流下した汚れの除去は清掃対象に含まれません。)
ビルまもり隊では、ベントキャップを次の内容で呼称しています。
カバー付き(フード付き)
通常のベントキャップ
カバー無し(フード無し)
フィンが剥き出しになっているもの
角型
四角い形状のもの
作業内容:
※清掃対象部位はベントキャップの表面(フード)と開口部からアプローチ可能なフィンとします。内部の分解は行いません。
角型においてはシェル表面とメッシュ表面の清掃となります。
清掃手順は次の通りです。
Ⅰ.ハンドブラシや、バキューム等を使用して、フィン、メッシュに付着した塵埃を除去します。
Ⅱ.専用洗浄剤をタオル等に含ませて対象面に塗布し、メラミンスポンジ等で擦り洗いを行います。
Ⅲ.分解した汚染物資は水拭きタオル等を使用して拭き取ります。
※専用洗浄剤は溶剤を含有する中性二相洗浄剤を使用します。
ページトップの写真のように、先端にブラシが付いたハンディーバキュームでできる限り吸い取り、次にハンドブラシでメッシュに付着した塵埃を除去します。
専用洗浄剤をタオル等に含ませて対象面に塗布し、メラミンスポンジで表面を優しく擦り洗いします。
作業着に付着している黒い塊は、ブラッシングにより、ベントキャップのフィンから離脱した塵埃です。
バキュームで吸い取りながらの作業でも、こんなになってしまいます。とても汚れているのことが伺えます。
特に吸気口には塵埃の付着堆積が顕著です。これでは吸気能力が低下してしまいますよね。
隣地との隙間が狭い箇所は、作業終了後は地上に着地せず、アッセンションを使用して…
屋上まで登り返します。
アッセント(登高)はTECが得意とする技術の一つです。
下降のみのブランコ作業とは一味違います。
では、Before afterを見てみましょう。
作業前後の比較
カバー付き(フード付き)
作業前
作業後
とてもきれいになりました。
作業対象のベントキャップは全て清掃が完了し、フィンやフードに付着、堆積した塵埃は除去されました。
美観回復はもとより、吸排気の性能も効率が上がったものと思われます。
以上で清掃作業が完了しました。
ベントキャップの清掃は、TECにおまかせですね。
東京外装メンテナンス協同組合
ベントキャップとは、外壁に設ける給気・排気の開口部に取り付ける部材で、形状は丸型のガラリ形式で、材質はアルミ、ステンレス、樹脂などがあります。
そして今回の作業はアルミ材質です。
ベントキャップが汚れると、美観はもとより、吸排気能力が低下してしまいますよね。だから、定期的な清掃が必要です。
現場は都心の住宅地にある3階建ての建物です。
足場仮設はビルまもり隊が得意とするロープアクセスです。
(※今回の作業は、タイルに流下した汚れの除去は清掃対象に含まれません。)