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窓ガラス清掃とは?

窓ガラス清掃とは?

 
2017-03-03 10:54:56

 
 
 
~ガラス清掃の必要性~
目次
ビルまもり隊では、定期的に窓ガラス清掃を行う事をお勧めしています。
大気の汚染や浮遊粉塵が、常にガラスに衝突して付着堆積、湿潤乾燥を繰り返して泥化→スケール化します。
次第に汚れていくことで、見え方評価においても非常に見苦しく、且つ、可視透過率をむやみに低下させることで、建物を利用される方々が、不快に感じ、精神衛生上ストレスを抱えないためにも常に汚れを取り除かねばならないからです。

また、建物のシーリング等からにじみ出てガラスに付着した汚染物質と絡み、複合的な汚垢となります。これをそのまま放置すると見苦しいばかりか、ガラス表面を劣化させてしまう報告が多く挙げられています。
そして、一旦劣化したガラスは元には戻りません!手遅れにならないうちに症状を見極め、改善プログラムを立案できる専門業者に委ねることが得策と言えるでしょう。
ビルまもり隊のガラス清掃クルーは、専門知識と高いクオリテイーを持った、プロフェッショナルによる清掃です。定期清掃中、常に窓ガラスの状態を見極めて、異常が発生すれば、迅速に報告することはもとより、原因の特定、処方の策定を行い、延命措置をご提案します。
こ、これはひどい!!
このようになってしまってからではもう手遅れです!!!
皆さまのビルは大丈夫ですか???
天窓ガラスの劣化、当該ガラスは表面に薄膜の金属酸化被膜を施した熱線反射ガラスです。
この金属皮膜はサングラスのように紫外線をカットすることで、内部の冷房効率を高める役目をしますが、様々な要因により、薄膜ゆえいつの間にか剥落してしまう製品が少なくありません。
複合汚染物質が雨水とともに流下して表面の酸化被膜を侵しています。
一旦このようになるとその除去は困難を極めます。
虹のように見えることから虹彩現象と言われます。
特に色の濃い部分は除去しても酸化皮膜は侵されてしまい、すでになくなっていることが多いのです(※症状の劣化度は、オレンジ色<青色<濃紺色<黒色と進行)。
水滴が付着して乾燥することで、白色半透明のウロコ状にみえることから、業界では、ウロコ状白化膜とか鱗状痕と呼ばれる症状です。
これは有機質の汚れではなく、ケイ素などの無機質がスケール化した汚れなのです。
写真の状態になると通常の中性洗浄剤を用いたガラス清掃では除去できません。酸性の洗浄剤でアタックするか、または研磨作業により削り取るしかありません。
また、比較的軽度な状態であれば取り除くことで、修復できますが、ガラス表面に密着してガラスの組成を変化させてしまった場合、いくらスケール化した成分を取り除いても、ガラス自体を粗面化(表面が凸凹)させてしまっていることが多くあります。これをアルカリヤケと呼びます。そしてこの状態を呈してしまった場合、時すでに遅し、修復は困難です。ガラスを入れ替えるしかありません。
                          before  ←|→  after

中央から右側は研磨作業を施した状態です。
鱗状痕は完全に除去できました。しかし、表面が粗面化していて透明度は完全に復元できません。つまり完全なアルカリヤケを引き起こしていたことが伺えます。
もう元には戻りません。


如何でしたでしょうか?汚れはガラスに対して様々な症状を引き起こしてしまうのです。

手遅れになってしまう前に、ビルまもり隊による定期ガラス清掃をご検討ください。
ガラスは未来永劫不変なものではないのです。



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