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雨漏り補修とは?

雨漏り補修とは?

 
2017-04-11 10:45:39

 
 
 
一般的な雨漏り補修のながれについて、実例をあげてご紹介します。
目次
鉄骨造6階建てビルの最上部階フロアーのエレベーター周辺天井から雨漏りしているとの連絡を受け、ヒアリング調査を実施しました。

はじめに、雨漏りした時の雨量や風向き、雨水の浸出量など、状況確認と建物構造や外装材、防水材の損傷や劣化の状態を確認し、雨漏りのメカニズムを想定します。

次に雨水の浸入口を特定するための散水調査の必要性や、実施に当たっての立地環境条件を確認します。
今回は散水調査実施の条件を満たせませんでしたが、外装パネル目地などに切れ、劣化などの不具合箇所が目視により確認できたので、不具合箇所の補修を提案実施することにしました。

補修工事に当たっては、屋上塔屋部への足場架設が可能であることから、ブランコ架設足場による工法を用いました。
屋上塔屋エレベーター室を囲む外壁ALCパネルの板間目地、及び貫通部へシーリング材による防水打ち替えを行いましたが、工期は延べ4日程で、足場を組上げて行う工事と比べ安価で、尚且つ短工期での引き渡しとなるので、お客様には大変喜んでいただきました。
これまでの実績を基に、可能な限り雨漏り原因と思われる箇所を特定し、確かな職人の手による部分補修をご提案させて頂きます。
雨が降ると窓枠サッシ上部から雨漏り具象が発生した為、何度か補修工事を行ったが止水に至らないと、ご相談をいただきました。




雨漏りは2階の窓からしているので、当該雨漏り箇所(2階窓周り)へのシーリング補修を行ったが止水できないとの事で、上部階の開口部及び貫通部に対する補修を提案させて頂きました。

いざ工事に入ってみると、やはり上部階のベントキャップや窓周りのシーリングの劣化が進んでおり、シーリングが切れている箇所も見受けられました。

全面改修工事の計画は少し先の予定とのことでしたが、雨漏りは緊急を要する問題ですので、できるだけ早い対応を求められます。
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